Salesforceには、最初から用意されている「よく使う業務データのひな型(=オブジェクト)」がいくつかあります。これらは「標準オブジェクト」と呼ばれ、営業活動や顧客管理にすぐに使えるようになっています。


目次
🧭 標準オブジェクトとは?
Salesforceでは、最初から用意されている主要なデータ構造を「標準オブジェクト」と呼びます。これらは営業活動や顧客対応など、よくある業務にすぐに使えるように設計されています。
Salesforceを使いこなす第一歩は、この標準オブジェクトたちの役割を理解することから始まります。
🔶 主な標準オブジェクト一覧
表示ラベル | オブジェクト名 | 役割と使いどころ |
---|---|---|
取引先 | Account | 顧客企業や取引先団体の情報を管理します。法人営業の土台となるオブジェクトです。 |
取引先責任者 | Contact | 「取引先」に所属する個人(担当者)を管理します。誰とやりとりしているのかを記録します。 |
リード | Lead | 将来的に顧客になるかもしれない“見込み客”の情報です。展示会などで得た新しい出会いがここに入ります。 |
商談 | Opportunity | 実際に進行している“案件”を管理します。受注予定日や金額なども記録します。 |
ケース | Case | 顧客からの問い合わせやサポート依頼など、アフターサービスの情報を管理します。 |
活動 | Task / Event | ToDo、電話、会議など、営業やサポート担当者の“行動”を記録します。 |
🔗 オブジェクトの関係性:つながってこそ意味がある!
Salesforceでは、標準オブジェクト同士が関連づけられることで、より現実に近い情報管理が可能になります。
たとえば:
- 「取引先」⇨「取引先責任者」:会社とその担当者
- 「取引先」⇨「商談」:どの会社と、どんな商談が進行中か
- 「商談」⇨「活動」:この商談のために、どんな営業活動を行ったか
こうした“つながり”があるからこそ、データが活きてきます。
💡 カスタマイズできるけど、まずは標準から
Salesforceは柔軟なシステムなので、オブジェクトに項目を追加したり、まったく新しい「カスタムオブジェクト」を作ったりすることもできます。
でも、まずはこの「標準オブジェクト」をしっかり理解し、どう使うかをイメージできることが大切です。標準オブジェクトだけでも、営業・顧客対応の業務の多くはカバーできます。
🎯 まとめ
- 標準オブジェクトは、Salesforceにおける基本的な情報の箱
- それぞれの役割と関係性を理解すれば、システムの全体像が見えてくる!
- まずは「取引先」と「取引先責任者」から始めてみましょう!
では、また次回の 異星人Salesforce講座 でお会いしましょう!👽✨