Salesforceでは「活動の記録」や「新規ToDo」の件名に初期設定で英語の選択肢(CallやEmailなど)が表示されますが、業務に合わせて日本語化したり、独自の選択肢(例:訪問)を追加することが可能です。本記事ではその手順と背景を解説します。


📘 件名(Subject)の選択リストを日本語化&選択肢追加する方法
営業課から「活動の件名を英語から日本語に変えてくれ」という依頼が入ったとします。
加えて、「訪問」という独自の選択肢も追加したいとの要望。
🛠️ 手順:件名を日本語化&新しい選択肢を追加する
新規ToDoと活動の記録の「件名」選択リストの表示を日本語にし、独自の選択肢(例:訪問)を追加するには、以下のステップを実行します。
➊[設定]→[オブジェクトマネージャ]→[ToDo (Task)] にアクセス
➋ 左メニューの「項目とリレーション」をクリック
➌「件名(Subject)」をクリック
➍ [選択リストの値]セクションで以下を実施:
・「Call」→「電話」、「Email」→「メール」などに書き換え
・「新しい値」で「訪問」などを追加
➎ 保存して完了!
🔄「新規ToDo」と「活動の記録」の関係
項目 | 新規ToDo(ToDo/タスク) | 活動の記録(完了済みのアクション) |
---|---|---|
オブジェクト | ToDo(Task) | ToDo(Task)または 行動(Event) |
状態 | 未来のアクション(未完了) | すでに行ったこと(完了) |
主な使い方 | やるべきことの予定 | 連絡や訪問などの履歴を残す |
完了フラグ | チェックするまで未完了 | すでに完了済みとして記録 |
ユーザー操作 | 予定を入力してToDo化 | その場で完了済みの記録を残す |
例 | 「来週、A社に電話」 | 「今朝、B社に訪問済み」 |
🇯🇵 なぜ「Task」→「ToDo」なのか?
英語のオブジェクト名は「Task」なのに、日本語のオブジェクト名は「ToDo」というのがちょっと紛らわしいですよね。その理由は以下のとおりです。
✔ 「エンドユーザーにとってのわかりやすさ」を優先した日本語ローカライズの結果です!
- 英語の “Task”(タスク) という言葉は、ビジネスの中では一般的ですが、エンドユーザーによっては「作業?課題?どっち?」と少し抽象的に感じることがあります。
- 一方で “ToDo(やること)” は、日常でもおなじみで直感的。「やることリスト」「ToDoリスト」として、意味がすぐ伝わります。
- そのため、Salesforceの日本語UIでは「Task」を「ToDo(やること)」として翻訳しているのです。
🌟 ノックスの格言
「選択肢は言葉のインターフェース。現場の声が通る“扉”でなければならない」
銀河歴8221年 ネクタリス・オーヴァ大学 情報魔法学部《実務用語論》より)
(英語訳:”A picklist is a linguistic interface—it must serve as a doorway for voices from the field.”)
(原語訳:”Selnar von luthara en’she, kal’ven torath silmen venh aura.”)
💡 まおの学びメモ
件名のピックリストは編集できる!
自社に合った選択肢(例:「訪問」)も自由に追加できる✨
「Call」や「Email」などの英語表記は、ToDoオブジェクトの「件名(Subject)」で変更可能。
日本語(例:電話、メール)に書き換えOK!
では、また次回の 異星人Salesforce講座 でお会いしましょう!👽✨