Salesforceでのデータ管理を効率化するうえで欠かせないのが「データインポートウィザード」です。Excelなどでまとめた取引先やリードなどの情報を、一括でSalesforceに登録できる便利なツールで、特別なスキルがなくても使えるのが特長です。



🧙♂️ Salesforce「データインポートウィザード」とは?
Salesforceでは、多くの情報を正しく、すばやく登録することが大切です。しかし、データを1件ずつ手で入力するのは時間がかかり、入力ミスも起きやすくなります。そこで役立つのが「データインポートウィザード」です。
このツールを使えば、Excelなどで用意したデータをCSV形式に変換することで、まとめて一括登録することができます。取引先や取引先責任者、リード、キャンペーンメンバーなど、主要なオブジェクトに対応しており、手順もガイド付きでわかりやすく、Salesforce初心者でも安心して使える設計になっています。
📌 主な機能と特長
✔️ 一括で新規データを登録できる
Excelなどで作成した取引先やリードなどの情報をCSV形式でアップロードすれば、Salesforceにまとめて登録できます。1件ずつ手入力する手間が大幅に削減され、ミスも防げます。
✔️ ステップ形式でわかりやすい操作
対象のオブジェクトを選び、CSVファイルをアップロード、そしてフィールドのマッピング(照合)という3ステップで完了。画面に沿って進めるだけで、迷うことなく作業が進みます。
✔️ 対応オブジェクトが豊富
リード、取引先、取引先責任者、キャンペーンメンバー、カスタムオブジェクト(※一部制限あり)など、営業・マーケティング部門が扱う主要な情報に対応しています。
✔️ 最大50,000件までインポート可能
大量データにも対応しており、小規模なインポート作業なら十分にカバーできます。簡易なデータ整理・登録業務にぴったりです。
⚠️ 注意点
❗ 既存レコードの更新には不向き
データインポートウィザードは主に“新規登録”向けのツールです。既にSalesforce内に存在するデータの更新や削除には「データローダ」など別のツールを使いましょう。
❗ ファイル形式はCSVのみ対応.xlsx
形式のExcelファイルは直接インポートできません。データは**「CSV UTF-8」形式で保存**し、文字化けが起きないように注意しましょう。
💡 活用シーンの一例
- 調達部からもらった仕入先一覧(Excel)を取引先に登録したいとき
- 名刺管理ソフトからエクスポートしたリード情報を一括登録したいとき
- 展示会の来場者名簿をキャンペーンメンバーとして追加したいとき
🔧 Salesforce データインポートウィザード 操作手順
✅ 事前準備
- CSVファイルの作成
- Excelなどでデータを整形し、1行目に項目名(ヘッダー)を記載
- Salesforceの項目名とできるだけ一致させるとマッピングがスムーズです
- 保存時は「CSV UTF-8(コンマ区切り)」形式で保存することを推奨
- インポート対象の確認
- インポートする対象オブジェクトがデータインポートウィザードに対応しているか確認
→ [設定] > [データインポートウィザード] 画面で対応一覧を確認可能
- インポートする対象オブジェクトがデータインポートウィザードに対応しているか確認
🧭 操作手順
1️⃣ 設定→インテグレーション→データインポートウイザード
2️⃣ 対象オブジェクトを選択
- 「ウィザードを起動する」ボタンをクリック
- 「取引先」「取引先責任者」「リード」など、インポート対象のオブジェクトを選択
3️⃣ インポート種別の選択
- 「新規レコードを追加」または「既存のレコードを更新」などのオプションを選択
(※更新はオブジェクトによって制限あり)
4️⃣ CSVファイルをアップロード
- 「CSVファイルを選択」ボタンから、事前に準備したCSVファイルをアップロード
- 文字コードと値の区切り文字を選択
5️⃣ 項目のマッピングを確認・調整
- CSV内の列(ヘッダー)と、Salesforceのフィールドが正しく対応しているか確認
- 自動マッピングされなかった項目は、「変更」をクリックして選択
6️⃣ インポートを実行
- マッピング完了後、「次へ」「インポートを開始」ボタンで処理を開始
- インポートが完了すると、件数やエラーのある行の情報などが表示されます
📬 結果の確認とフォローアップ
- インポート完了後、登録されたレコードがSalesforce上に反映されているかを確認
- エラーレコードがあれば、ダウンロードして内容を修正し、再インポートを検討
- 完了通知メールを受け取る設定があれば、進行状況も把握しやすくなります
💡 システム管理者向けTips
- サンドボックス環境で事前テストすると安全です
- フィールドの「必須設定」や「入力制限(バリデーションルール)」によって、エラーになるケースもあります
- インポート前にデータクレンジング(重複除去・書式統一)を済ませておくと、品質の高いデータ管理が可能になります
🌟 ノックスの格言
「データとは、ただの数字や文字ではない。それは“過去の記録”であり、“現在の土台”であり、“未来を形づくる材料”でもあるのです」
(銀河歴8221年 ネクタリス・オーヴァ大学 情報魔法学部 データ統治論より)
(英訳:”Data is not merely numbers and text—it is the record of the past, the foundation of the present, and the material for shaping the future.”)
(原語訳:”Infaleth nor thalia kel’nar—veran sol’thal, dorrin kal’rei, venai sol’narelin ka’dareth.”)
💡 まおの学びメモ
今日は初めて「データインポートウィザード」をちゃんと使ってみた!
今まではExcelを見ながら1件ずつ手入力してたけど、CSVでまとめて登録できるなんて…もうあの指の疲れは何だったの!?って感じ。
あと、ウィザードってちょっと怖そうだったけど、思ったより画面がやさしくて、ちゃんと案内してくれるから安心。
では、また次回の 異星人Salesforce講座 でお会いしましょう!👽✨